～ニュージーランドから～

ワナカの街は、マウントアスパイアリング国立公園の入り口になります。このあたりには半日や１日、泊りがけのトレッキングコースがいろいろあります。その中で１日時間がある人にお勧めなのが、ロブロイ氷河展望トレッキングです。氷河の上を歩くのではなくて、見に行くだけのコースです。往復約１１キロ、高低差約４００メートルの良く整備された歩きやすいコースです。




トレッキングコースの入り口までは、ワナカから車で１時間ほど走るのですが、途中からの景色もまた素晴らしいので、ドライブもまた楽しいです。ただ、途中から砂利道になり、小さな川を渡るので、ドライブの際は充分に気をつけてください。









トレッキングコースは、まず牧場を歩きます。割りと平坦な牧草地には、コースの目印となるオレンジ色のポールが立っていますので、これに沿って歩いていきます。そして３０分も歩くと吊り橋が見えてきます。このつり橋を渡って森の中に入ると、国立公園の中です。隣り合った他の３つの国立公園と併せて世界遺産に指定されています。




森の中には清水も流れ、鳥のさえずりも聞こえてきます。また氷河も途中からでも見ることが出来ます。森林限界を過ぎたあたりで完全にロブロイ氷河を見ることが出来ます。片道約２時間から２時間半くらいで歩く事が出来ます。










時には氷河の端が崩れる事があったり、山岳地帯に住む唯一のオウム“キア”が飛んできたりします。このキアはとてもずる賢く、興味を持ったものはその鋭い口ばしでなんでもつまみます。帽子やランチを持っていかれないようにしてください。野生の鳥ですから、エサはもちろん与えないでください。




帰路は来た道を戻るだけです。この変化に富んだコースは、お勧めのトレッキングコースです。