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Posted by naturum at

2014年11月01日

春だけども


4か月前の今頃は日本へ帰省していて、梅雨の日本を楽しんでから寒いニュージーランドの冬に備えたり、でも思ったよりも寒くなかったりしてて、いつもと変わらないワナカの冬でした。そして今は春。いつもよりも少し寒い春です。

メチャクチャ寒いわけでもなくて、少し肌寒い程度ですが、山には今でも時々雪が降ります。


その日の午後にはかなり溶けてしまうのですが、降った直後はそれなりに積もっているようです。今度の月曜日にも降るらしいです。

春だけども、お天気もはっきりしてくれないので、予定のたて方が難しいです。先日も雑草に除草剤をまいたのですが、その夜には大雨が降ってしまって、多分効いていないでしょうね。毒素だけまき散らしました。それだったら我が家のサクランボとか梨の摘果でもしておけばよかったです。


似たような花が咲いていますけど、左が梨(幸水)で、右がサクランボ(レイニア)。我が家にはサクランボが3本植えてあるのですが、ちゃんと管理しているのは、このレイニアだけ。他のドウソンとステラは野鳥のエサとなっています。いつの日か3本の樹全部を覆えるネットを作りたいですが、いつになることやら。だから今は一番お気に入りのレイニアだけ管理しています。一応全部の樹には肥料をあげています。梨は、今まで以上に花が咲いて、その後にたくさんの小さな実をつけています。これは今まで以上の収穫が期待できるって事ですね。100個くらい収獲できればいいですね。

そういえば、ニュージーランドが冬の間に北半球からサクランボが来ていました。味はまあまあでしたね。手前味噌で恐縮ですが、我が家の放置気味のサクランボの方が美味しかったです。味はさておき、そのパッケージが意味不明でした。


いやいや、フライのままのほうがサカナはヒットするでしょう。フックの先にサクランボくっつけたってねぇ・・・、と冷めた目で見てしまいました。



春といえば子羊誕生のシーズンです。



1年も経てばこんなに美味しそう、いや、かわいらしくなります。


今日は風も強いです。どうなることやらこのシーズン・・・




  

Posted by jiroken at 16:06Comments(6)

2014年06月29日

日本から~


3週間の休暇で日本に来ています。と、言ってもあと3日くらいで帰国です。

ニュージーランドは現在冬。日本に来る前は、ものすごく寒くて雪が降ったりしていたものの、出国するころはそれほど寒くもなくて、これから向かう日本も帰国少し前は、6月なのに猛暑だとか言われていて、さて、暑さ対策どうするか?などと心配してたら、帰国するときには穏やかだったりして、ある意味拍子抜けしました。

日本に帰って来て、いつものように食事や飲みに誘っていただいたり、1年に1度か2度しか会わないのに、ものすごく手厚く歓迎されたりで、感動しっぱなしです。日本に生まれてよかったです。

また、東京で1回、北海道で2回、釣りに行きました。東京での釣りはすっかりカメラを持っていくのを忘れてしまって、写真無しです。釣り名人のスキーコーチ、いや、スキーコーチもしている釣り名人かな?葉山の沖合で楽しい五目釣りに誘っていただきました。今回は2回目の船釣りでして、これもまだまだコツがつかめません。回数こなさなくちゃいけないですね。

北海道では渓流でのフライフィッシング。しかも2日連続。初日は何度かフライに興味を持ってくれる魚がいたものの、釣りあげることは出来ずに完敗。一緒に行ったベテランのお二人はそれぞれ釣果アリ。目標にしていた獲物とは違う魚種だったから喜びはゼロだったみたい。それでも釣り上げる感触があっただけでも羨ましかったです。



2日目は源流に近い場所。


誘っていただいた方の、さあ、始めましょうという言葉とともに、軽く手ほどきを受けました。ここだったらどこでもいるよ、この流れの真ん中なんか、どこだっていいんだから。と言って、あっさり1匹目を釣り上げていました。手品だったら、何かしらの種明かしもあるでしょうが、これは自然相手の真剣勝負。いとも簡単に結果を出してしまう北海道、素晴らし過ぎます。僕自身も何度かバラシてみたものの、待望の1匹目をゲット!


イワナです。結局釣り上げたのはこれ1匹。大満足です。釣り上げた時には20センチくらいだったと思います。僕の思い出の中ではそろそろ30センチ弱くらいまでのサイズになっています。川はどこまでも澄み、偏光グラスの向こうに見える川の中に、キラキラと光る魚体。それが川面を漂うフライに向かって一直線に向かってきて食らいつこうとする瞬間までの一部始終が見られる、ニュージーランドと同じ光景がそこにあります。

釣った魚はその場でリリース。あまりにも小さすぎで、食べるところが無いですよ。日本には釣れた時に持って帰っていいサイズ、持ち帰れる数などの規定がほとんどありませんから、もしも無限大に魚がいて、30センチを超えるような大きなサイズが何匹でも釣れる川だったら、塩焼きにでもしたいですね。ずっと昔に富士五湖のどこかで(河口湖だったような・・・)ブラックバスとブルーギルを釣って、ホイル焼きとか燻製で食べたことがあります。美味しかったですね。あれもそこそこのサイズだったから食べてみようかなっていう好奇心がありましたが、小さかったら食べていなかったですね。別の機会の時に霞ヶ浦で釣れたブラックバスは小さすぎて食べませんでした。

残り僅かとなった日本の梅雨を満喫します。最後の買い物へ行かねば!




  

Posted by jiroken at 20:33Comments(13)生活

2014年05月22日

潮干狩り


紅葉の季節もほぼ終わりになって来た、ワナカ周辺です。庭のサクランボや梨もすっかり落葉しました。お礼肥えも済ませたので、また次の夏や秋に美味しい果実をたくさん実らせてください。

一雨ごとに寒くなってきました。時には山がうっすらと白くなることもありますが、積もるにはまだ早いですね。


日に日に日照時間が短くなり、夏の通勤時間は日が昇っていたけど、それが日の出くらいになってきて、そして今では日の出前。もう少ししたら星空の中から出勤して、星空の中の帰宅になります。




さて、そんな中、ちょっと用事があって大きな町へ行ってきました。町の名はダニーデン。ワナカからだと車で3時間半くらいにある東海岸の町です。人口は12万くらいいて、信号がたくさんあります。あ、ワナカ周辺はあまり信号が無いので、信号のある町はとても大きな町に感じます。もちろん信号が必要なくらいの交通量だし、人もたくさんいます。ワナカは割と小さい町なので・・・。

用事は大したことでもなくて、ものの10分弱で終わってしまうダニーデン日帰り。いや、しかし、せっかく片道3時間半もかけて大きな町に行くのだから満喫しなければ。そう、今回の日帰りはもう一つの用事があるのでした。そう、

潮干狩り

実は、3月にもダニーデンで潮干狩りをしているんです。その時は候補の場所が2か所あって、新しく得た情報の場所が行きやすいので、もう一か所はまた今度ということになったのでした。だから今回は、そのもう一か所へ行ってやろうという魂胆があり、前日に潮時を確認してみると、干潮はどうやら朝の9時44分。用事を9時に済ませたら、そこからは潮干狩りタイムとなるわけです。逆算してみると朝6時前には家を出ろということか・・・。

結局出発したのは6時過ぎ。で、もってダニーデンに到着したのが10時前くらい。用事を済ませて目的地へいざ出発。こちらも前日に目的地をインターネット上の地図で確認し、広大な砂浜があるのも確認済み。ダニーデン周辺って、干潟になるような場所があちらこちらにあるんです。もちろんダニーデンだけではなくて、砂浜なんかに行くと、小さな穴がポツポツ見つかるんですよ。それって貝がいますよってことですよね。今までは〝いるんだな”程度でしたが、いつの日か掘ってやろうということになり、この前の3月にようやくデビューしたのでした。その時は日本から強力な助っ人も参加して、ザクザク掘り当てることが出来ました。今回は独り。しかも新開拓地。期待と不安でいっぱいです。済ませた用事がメインなのか、こっちがメインなのかと聞かれたら、当然潮干狩りです。実は、あろうことか、前日に熊手もちゃっかり購入済み。しかもアルミ製だから軽くて錆びにくいのでお手入れ楽々。気合は十分です。

と、思いきや、いきなりアクシデント。目的地周辺の地図はインプット済みだったけど、そこまでの道のりがうろ覚え。目的地に向かって順調に走っていたのに、いきなり目の前にコンビナート。結果はそのままコンビナートにぶつかったら左折だったのに、コンビナートが見えた瞬間に折り返してしまって知らない道に入ってドツボ。そもそも干潮時間に合わせて来たはずなのに、道に迷って大幅なタイムロス。たかが潮干狩りされど潮干狩り。海は待ってくれません。時間が来たら満ちます。

なんとか目的地に着いて潮干狩りモード突入。釣りのウェーダーを履いてスコップと熊手、バケツをもって砂浜に行くと・・・。

あれ、ポツポツと穴が開いていない。物は試しに掘ってみるけど何も出てこない。じゃあ、あっちはどうだろうと掘ってみるけど出ない。こっちは?と思って掘ってみるけどやはり出ない。巻貝の貝殻発見!ちっとも嬉しくない。さて、どうする?諦めるのか、いや、それは予定に無い。

すべてを車に積み込み、前回の場所へ急行。いや、超特急。もとい、普通に走っていきました。


やはり満ち始めていました。前回もいろいろ予定が狂って3時間くらい干潮から遅れてしまって、今回も同じくらい遅れました。普段はダラダラしているけど、こういう時の人間の持っているポテンシャルっていうか行動力って、自分でも驚くほどに素晴らしいです。さっそく開始。満ち始めているものの、なんとか前回とは違う場所を模索。スコップを砂浜に浅い角度で入れてみると、すぐに懐かしい感触。そこには前回同様アサリが出るのでした。同じ場所だから少し遠くに歩いても出てくるものは同じですね。新品の熊手で砂浜をゴリゴリとやってみると、こちらもすぐにアサリがゴロゴロ。



アサリは一人50個まで。他にもピピという150個まで持ち帰れる2枚貝があるのですが、ここでは見つからず。掘り当てると海水が流れ込んで来るのを繰り返しているうちに50個見つけました。少し多めに掘り出して、大きいものから50個選んで終了。貝を洗ってクーラーボックスに入れ、少し海水も入れて、スコップと熊手、ウェーダーを持参した真水で洗い流して片づけ終わり。町に戻って買い物済ませて帰路につきました。

帰宅したのは夜の7時。アサリをよく洗って、海水くらいの塩水を作ったボールに移して砂を吐かせる準備も終了。翌日からいろいろな料理に登場してくれました。料理の写真は忘れました。

  

Posted by jiroken at 07:07Comments(2)ワナカ 生活 

2014年04月03日

さようなら、ブルース


不安定な天気が続いた夏が終わり、秋の気配が深まりつつあるワナカです。

今年の黄葉は、少し早いようで、実は1月下旬から一部で黄葉が始まっていて、今も場所によっては散り始めているところもあります。反面、これからの場所もまだまだあります。本当に不安定な夏のおかげで、季節感が狂いました。それでも我が家のサクランボは2キロほどの収穫があり、先日も梨(幸水)を20個くらい収獲しました。我が家はいつも通りの季節感だったわけです。

そんな不安定な夏のある日、お向かいに住む老夫婦、マーブルとブルースが引っ越していきました。30年以上住んだワナカの家を売り払い、息子夫婦の住む町に行ってしまいました。そこには病院を併設した老夫婦専用の住宅地が分譲されたらしく、その家に住むことになったようです。

つい数日前に彼らの住んでいた家のお隣りさん、我が家の正面に住むこれまた老夫婦が何日か不在にしていました。いつもゴミの日はきちんとゴミの回収が終わるとバケツもさっさと片付けているのですが、今週は数日置きっぱなしでした。どこかに出かけたんだと思って、僕は我が家のブナの木を切っていると、どこからか帰ってくる車の音。しばらくしてからおばさんが1枚の紙を持ってやってきました。一般的なあいさつをしてから手渡されたその紙にはブルースの写真が載っていました。先日亡くなったそうです。

ワナカを離れて3か月。95年の人生を終えた遺灰の一部は、彼のお気に入りだった釣りポイントにも散骨するそうです。車でのアクセスが難しい場所で、遠くから眺めるだけですが、いつかモーターボートに乗ってその場所に行きたいです。





20年ほど前に日本のテレビで紹介され、そこから彼(と、ガイド仲間のアーサー)を頼って日本からやって来たアングラーも多数いたらしいです。雑誌の表紙も飾りました。一緒に釣りをすることはなかったけど、そんな伝説の釣りガイドのご近所に居られたことは、とても光栄なことです。


さようなら、ブルース。
  

Posted by jiroken at 18:20Comments(0)ワナカ 生活 

2014年01月02日

ブルースの引越し


2014年が始まりました。昨年お世話になった皆様、今年もよろしくお願いいたします。

ここ、ニュージーランドの南島は、クリスマス前後からあまりお天気に恵まれません。クリスマスも曇りと強風でしたし、元旦も雨でした。そして今も雨が降り出しています。日中に庭のサクランボの収穫を終えておいてよかったです。

さて、先月の事ですが、お向かいに住む老夫婦のコリー夫妻が引っ越していきました。行き先はここからさらに南のインバカーギル。ここには息子夫婦が住んでいるらしく、その近所に病院が併設されている高齢者用の1軒家を購入したらしいです。


ご主人のブルースは、元釣りガイド。実は日本のフライフィッシャーマンの中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。20年ほど前に日本のテレビで彼(と、もう一人の同僚と)が映り、そこからのガイド人生の大半が日本からの釣り人だったそうです。

そんな彼ももう95歳。年相応に足が悪くなってきて、あまり歩き回る事は出来ませんが、目も耳も達者です。彼らの家の前を歩いていると、時々リビングでテレビを見ているブルースと目があい、手を振ってくれて招いてくれました。ほとんどが釣りの話しです。最後にお邪魔した時も釣りの話しでした。

リビングには大きなブラウントラウトの剥製があり、日本のお客さんからプレゼントされた木製のヤマメの置物や釣り人が腰掛けているようなブックエンドもありました。ブラウントラウトは、西海岸への道が開通した頃に出かけていった先で釣り上げたものだそうです。ちょっと謙遜しながら、“多分今まで人に会うことも無かったから釣れたんだろうな”と話していました。

引越し当日は搬出作業でゴタゴタしてたのと、最後にお邪魔した時に言っていた引越しの日と違っていたから、また今度挨拶でもと思っていたのに、気が付けば家は空っぽになっていました。椅子に座って搬出作業を見つめる彼の姿が印象的でした。最後に一緒に写真でも撮っておけばよかったなって、ちょっと後悔しています。自分の親父が亡くなる1週間前に会ったときにも部屋から見送ってくれる姿を写真に撮っておけば良かったなって後悔してました。少しでも長く記憶に残しておきたいです。


釣りに出かけてもカメラを忘れる事ってあまり無いですね。釣れない日はその辺の景色を撮ったりと、まあ、スナップ写真ばかりですが、デジタルカメラのおかげで、無駄な写真をたくさん撮っています。この2ヶ月間ブログが更新されなかったのは釣れていなかったからなのか?いいえ、釣っていました。カメラに入ったままでした。






上の写真は全部レインボートラウトですが、久々にブラウントラウトも釣れました。ワナカ湖から流れ出す大河、クルーサ川でのヒットですが、たぶんこの川での初めてフライフィッシングで釣ったブラウントラウトです。



小雨の降りだした午後、光の反射でそれまで見えていたフライと魚が見えなくなったところでのヒットでした。くわえる瞬間が見られなかったのは残念でしたが、ラインに伝わる感触だけでもドキドキしたし、とても楽しめました。



今年の釣り始めはいつになるか未定ですが、新しい釣り場も開拓して行きたいと思います。

  

Posted by jiroken at 19:18Comments(0)ワナカ 生活 

2013年11月01日

釣り天国


春も終わりになろうとしているのに、突然寒気が入り込み、大雨が降ったと思ったら山には雪が積もってしまったと思ったら、また暖かくなってきたワナカ周辺です。暖かくなってくれば半袖でも過ごせるくらいになるのに、いきなり0℃近く下がったりもして、朝はダウンジャケット着て出勤して、帰ってくるときにはTシャツなんてこともあります。1日の中に四季があります。


天気が悪い日が続き、それが自分の休日と重なってしまう時ほど悲しい日はありませんが、そんな悪天候が続く中でも、わりと晴天に恵まれた休日を過ごしています。風が強いのは季節がら仕方が無い事ですが、晴れてくれれば外に出られます。この2ヶ月間の休日は、半分くらいが釣りでした。しかも割りと高い確率で釣れています。




ここまでは養殖場わきの食用の釣り。中には逃げ出したサーモンだけではなくて、養殖用の人口エサで似たような体質になってしまった、不自然に脂の乗ったブラウントラウトも釣れました。これ、8.2ポンドありました。自然界でこれだけ重くなったものを釣り上げられれば自慢できるのですが、なにせ人口エサで大きくなったヤツなので、インチキのようなものです。その後仕事でニュージーランドに来ていたカメラマンさんが、出国当日の半日でも釣りがしたい、ということで、限られた時間の中で釣れなくても良いから、景色の良い所にでもご案内してみよう、ということで出かけたら、釣れちゃったのが下の写真。


釣れる気配が無くて、コーヒーを買いに行って戻ってきて見たらこの結果です。連れた本人も僕達もホッとしました。ちなみにこの日の僕の釣果はゼロでした。養殖場わきの釣り堀みたいなところでばっかり釣りしてたら、自然の魚が釣れなくなってました。

それじゃあイカンということで、自然のサカナを相手に川に出かけました。実は数日前にフライロッドをいただいたのです。“使わないからあげるよ”と言われて、そのままホイホイといただいてしまい、振ってみたらあまり使った事が無いスローアクション気味。頂き物の新しい(中古だけど)ロッドを持って出かけました。

解禁日。とりあえず川へ出発。途中通過した川には先客の車が一台。そして目的の川に着くと車が一台停まっていて、おじさんが支度をしてました。ここから下流まで下ってそこから釣り上がって来るとの事。しばらく待とうと思って川を覗き込んだらメチャクチャ濁流。オジサン、本当にこの川で釣るのかな?と思ったら、川を見ることなく遠巻きに牧場の中を歩いていってしまいました。いや、きっと確認してそれでも釣れる自信があったのでしょう。僕らは無理だから、釣りをすることなく場所移動。しかし、問題発生。最初の目的の川は、ウェーダーの要らない場所だったので車に積んでこなかったのですが、次の場所は必要な所。一度家に戻ってから来てみたら車が2台。川には魚の気配と、いうか魚影が無くて、退散。クリアで水量もちょうど良かったのに。3ヶ所目の川も車が2台来てたのですが、時間も昼近くだったので、ここで落ち着く事にしました。先客もいるのでまずはランチ。

川に降りるとすぐにオジサンが一人戻ってきました。川の状況を聞いたら柳の木の切れ間の下に2ポンドくらいのを見かけたらしいです。釣ったとは言わずに見たって言うのはどういう意味なんだろう?柳の木の切れ間がどこかわからないけど、サカナ数匹発見。何度かフックさせるもバラシ。


待望の1匹目をゲット。そこからはテンポ良く釣り上げて、約半日で4匹釣り上げ、3匹バラシ。




自然魚相手に川での釣りは自分ルールとして基本的にキャッチ&リリース。しばらくはフライフィッシングの季節です。
  

2013年09月11日

春、始動


3ヶ月ぶりにブログ更新です。冬眠から覚めて活動開始です。

本当に穴ぐらの中でジッとしていたのかと思われる方のために一応説明しますと、ジッとしてませんでした。日本に帰省していたり普通に仕事をしていました。それと食材確保の釣りにもチラホラ・・・


このサーモンは冬の真っ只中に釣り上げたものですが、そもそも養殖場から逃げ出してきたヤツですからいつの季節も釣れるんです。その直後に日本からスキートレーニングに来ていたコーチから、“最近釣りに行っていますか?”と聞かれて、そうだ釣ってたんだけど、写真を公開していなかったんですね。その後も何度か出かけてみて、まあまあの割合で釣り上げています、養殖くずれの不自然なヤツを。尾ビレがすっかり無いのに、わりとファイトしてくれました。


ここのところ同じ釣り場に3回ほど出かけて、そのうち2回は釣果アリ。コイツは春から縁起がいいですよ。そして最近気づいたのですが、僕の周りには釣り好きな人がいっぱいいるらしいです。そして養殖場から逃げ出しているサーモンを狙っている連中もいっぱいいるらしいです。

でもね、本当は、自然の中で育った尾ビレの大きなマスを釣りたいんです。でも、まだ禁漁期間中だから、あと2ヶ月弱の辛抱です。エネルギー補給はバッチリです。


とは、書いてみましたが、1本しか飲んでません。最近エナジードリンク飲み過ぎたら、風邪をひくようになりました。エナジードリンクって、体の体力を限界まで強引に引き出しちゃうんでしょうかね。


ここ最近は天気が悪くて強風、雷雨で悪天候続きです。

  

Posted by jiroken at 19:57Comments(10)ワナカ 生活 

2013年06月15日

雨、曇、雪、霜、霧


ちなみに本日は雨です。寒いですね。出勤前の車の霜取りの回数が少しずつ増えて行きます。


車に搭載されている温度計が指した朝の気温は1度。って事は、街から1000メートルくらい上の山には雪が降っているのかなと思いきや、山は茶色いままでした。夕方にはうっすらと白くなってきたものの、ゲレンデをスッポリ包み込むほどの積雪にはまだまだですね。隣町のゲレンデは1つだけオープンしたらしいですね。

少し前になりますが、街にも雪が降ってすこしだけ積もりました。


午後には止んで、すっかり融けてしまったものの、明らかに冬が近くなったと実感した日でした。そうなると厄介なのが街の反応でして、今シーズンのゲレンデはすごい事になるんじゃないのかと騒ぎ出す輩が出てくるのです。いつもの事ながら学習能力がないなぁって思います。急に冷え込んで雪が降るのは、シーズン前の1コマにすぎません。たくさん降って欲しいですけどね。しかも、今年はオリンピック前のシーズンですから、世界中のスキーヤーやスノーボーダーも来るわけだから、みんな納得のいく調整で次の大会に臨んでもらいたいです。

あと1週間ほどで日本に帰省します。冷蔵庫の中身を片付けなくちゃいけないので、いろいろ考えながら献立を考えています。畑にも大根が3本くらい残っていたけど、食べきれないからそのままにしていきます。それと先月もらった鴨を料理しました。


上の写真はスコープというニュージーランドの原生種でして、あくまでもイメージです。調理したのは茶色い普通の鴨です。たぶんメスでしょうね。5月はダックシューティングのシーズンでして、以前から社長の息子から1羽もらう約束をしていました。そしてその日が来て、もらったのは良いけれど、なんと(水鳥拳)、撃たれたまんまでそのままグッタリとお陀仏した鴨さんでした。彼はニコニコしながら“羽むしった事ある?”だって。社長のオッサンも“お湯につければ大丈夫だから”だって。付け加えるように“すぐに触ったら熱いから気をつけるように”、というアドバイスをもらいました。家に持ち帰っても台所で作業するわけにも行かず、家の外でヘッドライトの明かりを頼りに、静まり返った住宅街で黙々と行われたのでした。鳥の毛って瞬間的に力を込めてあげれば案外簡単にむしり取れるものでして、首から下はあっと言う間に裸んボウズになりました。ただ、むしる瞬間にグッタリした首がグラングラン動いて、普段似たようなサイズの魚をさばくのとは明らかに違うものでした。その昔、一緒に住んでいたニュージーランド人がウサギを2羽もらってきて、それを1羽さばかしてもらった事があるのですが、ウサギの方が楽ですね。いずれも小型だからいいけれど、イノシシとか鹿になったら、果たしてさばけるのかな。それ用のナイフとか必要になりそうだから、そこまでは手を出さないことにしましょう。


胸肉と足は塩コショウとハーブで焼きました。思っていたほどの臭みも無くて美味しかったですね。散弾銃の玉が1個出てきました。体の部分はジックリ煮込んでスープにしました。こちらはちょっと臭みがあったけど、やっぱり美味しかったですね。煮込みすぎたためなのか、胴体から首にかけて、ほとんど骨しか残りませんでした。余すところ無くすべて頂きましたので、鴨も本望だとおもいます。

スープから引き上げられたその姿は、小学生の時に新聞で見た、日本の漁船がどこかの海で引き上げた正体不明のモンスターのようでもあり、アニメ映画に出てきた“巨神兵”のようでもありました。


  

Posted by jiroken at 18:47Comments(3)ワナカ 生活 

2013年05月25日

終了までもう少し・・・


寒いですね、ワナカ周辺。

今朝は、風も少し吹いていて、それほど寒くも無くて、車の温度計は8度でした。それが職場に近着くにつれてどんどん下がっていき、職場に着いてみれば-1℃。日本に行くまであと4週間。あの湿気が懐かしいです。

今月末でワナカ周辺の川も、ほとんど禁漁期間に入ります。先々週もマスはたくさん見られたのにボウズだったし、ここいらで楽しい思いでも欲しいな、などと願いつつ川に出かけていきました。ここ数日は天気も曇りがちで、時折小雨も降るくらいです。川は増水しているのかな。濁っていないだろうかなどと、もしも釣れなかったらそういう天気のせいにでもしようかななどと車を走らせました。

天気は少しずつ晴れてきて、川も透明。車を降りて少し下った流れにマス発見。エッグフライを着けてみるもフライには興味が無いようで、目の前に来たフライで逃げていきました。そこから上流に向かって釣り始めました。深い流れの大きな石の後ろとか、瀬の中とか、わりとテンポ良く魚を見つけていきます。でも釣れない。


そうそう、前回の釣行で一番マスに人気があったのは“エッグサッキングリーチ”、卵をくわえたヒルでしたね。それを思い出してフライボックスを開けてみたら2個しか入っていない。しょうがないから前日に作ることにしました。初めてのエッグサッキングリーチ作り。インターネットって素晴らしいですよね。ちょっと調べたら、たくさんの動画が載っていて、いろいろ参考になるんですからね。逆に情報が多すぎて、どれが自分に必要なものなのかがわからなくなる事もありますが、今回は役立ち編です。動画を何度も見ながら出来上がった作品は、なんともお粗末な出来栄え。フライボックスの空きスペースを埋めるだけのゴミのように鎮座しました。


さて、釣りの続きです。エッグフライはどうやらダメらしいので、エッグサッキングリーチの登場です。でも、自作じゃなくて知り合いに作ってもらった物を着けました。数匹が並んでいるのが見えたので、その辺に投げてみると、2投目で勢いよく飛びついてきたのがいました。そしてしっかりとフッキング。ジャンプなんぞしてくれて、なんとも気持ちが良かったです。50センチのブラウンです。




1匹釣れてしまえば、もうどうでも良い釣行になってしまうので、ここいらで秘密兵器の登場です。そう、ゴミじゃないのかと思えるような、自作フライです。そういえば、前の夜にいくつかのフライ製作動画を見ていたら、とある人が“エッグサッキングリーチ”と言ってもいろいろなパターンがあります、と言っていました。僕の作ったものも、そのいくつかのパターンの一つと数えても良いでしょう。体がボロボロになりつつも、頑張って卵をくわえたヒルです。少し深くなった流れの中に2~3匹発見。そこへの1投目。自分でも良いでしょうって思ったキャストにのったフライは、こちらの願いを感じ取ったかのようにキレイに流れて行き、流れの中の大きな影を動かしました。

その瞬間にロッドにかかる重みと暴れる影。さっきまでゴミ扱いの自作フライでしたが、人間の視覚とマスの視覚が同じでない事を学びました。


6番のロッドが心地よいほどにしなってくれます。さっきのブラウンとは違ってジャンプはしないものの、かなりトルクのある元気なブラウンで、グイグイと深みに行こうとします。ラインが切れない程度にリールのドラグを少しずつ締めていき、無事にランディング。




釣り上げたのは65センチのオス。大自然で育った大きな脂びれと尾びれ。長さも重さも申し分ないです。

来週の休みが、川に行ける最後の釣行です。それが終わったら日本に帰るまでに1回くらい湖も行ってみようかな。またマスキラーの秘密兵器を作らねば。
  

2013年05月10日

秋深き


2ヵ月半もブログを書いていなかったら、季節もすっかり変わっていました。秋も終盤です。



ここ最近は天気が悪くて、雨が多いです。秋雨です。黄葉していたポプラ並木もサクランボ畑もすっかり葉が落ちてきました。小さい秋って言うけれど、紅葉の季節は短いものの、その前後だって秋の気配はあるし、これから冬になる前にも少しは暖かい日もあるでしょう。

季節の変わり目だからというわけではないですが、風邪をひきました。しかも2回。1回目はひどい熱にうなされて1日中寝ていましたし、2回目はノンストップな鼻水にボックスティッシュでは間に合いそうにもないから、トイレットペーパーの世話に。

風邪をひいている間にも何度か釣りに行きました。いや、何度か行っている釣りの間に風邪をひいていたのかもしれません。それがブログに載っていないってことは・・・そう、釣れていないんですね。釣れていないけど楽しい釣行でした。誰も居ないところで孤独に竿を振り続けるのが楽しいときもあるんです。



もちろん一緒に釣りに行って一緒に釣った楽しさを分かち合うのも好きです。


秋深き 隣りは何を釣る人ぞ

隣りで彼女が50センチくらいのブラウントラウトを釣りました。僕は今回もボウズです。エッグフライもヘアズイヤも見向きもしてくれなくて、彼女が使っていたのはエッグサッキングリーチ。見事にフックしました。川がクリアだから、フライの流れるさまからマスがそれを見つけて追いかけてバイトするまでをずっと見られるのは、いつもドキドキします。ワナカ周辺の一部の川での釣りは今月末で禁漁期間になります。1匹釣って、終わりよければすべて良しでシーズンを終えたいですね。

  

Posted by jiroken at 19:33Comments(4)ワナカ 生活