潮干狩り
紅葉の季節もほぼ終わりになって来た、ワナカ周辺です。庭のサクランボや梨もすっかり落葉しました。お礼肥えも済ませたので、また次の夏や秋に美味しい果実をたくさん実らせてください。
一雨ごとに寒くなってきました。時には山がうっすらと白くなることもありますが、積もるにはまだ早いですね。
日に日に日照時間が短くなり、夏の通勤時間は日が昇っていたけど、それが日の出くらいになってきて、そして今では日の出前。もう少ししたら星空の中から出勤して、星空の中の帰宅になります。
さて、そんな中、ちょっと用事があって大きな町へ行ってきました。町の名はダニーデン。ワナカからだと車で3時間半くらいにある東海岸の町です。人口は12万くらいいて、信号がたくさんあります。あ、ワナカ周辺はあまり信号が無いので、信号のある町はとても大きな町に感じます。もちろん信号が必要なくらいの交通量だし、人もたくさんいます。ワナカは割と小さい町なので・・・。
用事は大したことでもなくて、ものの10分弱で終わってしまうダニーデン日帰り。いや、しかし、せっかく片道3時間半もかけて大きな町に行くのだから満喫しなければ。そう、今回の日帰りはもう一つの用事があるのでした。そう、
潮干狩り。
実は、3月にもダニーデンで潮干狩りをしているんです。その時は候補の場所が2か所あって、新しく得た情報の場所が行きやすいので、もう一か所はまた今度ということになったのでした。だから今回は、そのもう一か所へ行ってやろうという魂胆があり、前日に潮時を確認してみると、干潮はどうやら朝の9時44分。用事を9時に済ませたら、そこからは潮干狩りタイムとなるわけです。逆算してみると朝6時前には家を出ろということか・・・。
結局出発したのは6時過ぎ。で、もってダニーデンに到着したのが10時前くらい。用事を済ませて目的地へいざ出発。こちらも前日に目的地をインターネット上の地図で確認し、広大な砂浜があるのも確認済み。ダニーデン周辺って、干潟になるような場所があちらこちらにあるんです。もちろんダニーデンだけではなくて、砂浜なんかに行くと、小さな穴がポツポツ見つかるんですよ。それって貝がいますよってことですよね。今までは〝いるんだな”程度でしたが、いつの日か掘ってやろうということになり、この前の3月にようやくデビューしたのでした。その時は日本から強力な助っ人も参加して、ザクザク掘り当てることが出来ました。今回は独り。しかも新開拓地。期待と不安でいっぱいです。済ませた用事がメインなのか、こっちがメインなのかと聞かれたら、当然潮干狩りです。実は、あろうことか、前日に熊手もちゃっかり購入済み。しかもアルミ製だから軽くて錆びにくいのでお手入れ楽々。気合は十分です。
と、思いきや、いきなりアクシデント。目的地周辺の地図はインプット済みだったけど、そこまでの道のりがうろ覚え。目的地に向かって順調に走っていたのに、いきなり目の前にコンビナート。結果はそのままコンビナートにぶつかったら左折だったのに、コンビナートが見えた瞬間に折り返してしまって知らない道に入ってドツボ。そもそも干潮時間に合わせて来たはずなのに、道に迷って大幅なタイムロス。たかが潮干狩りされど潮干狩り。海は待ってくれません。時間が来たら満ちます。
なんとか目的地に着いて潮干狩りモード突入。釣りのウェーダーを履いてスコップと熊手、バケツをもって砂浜に行くと・・・。
あれ、ポツポツと穴が開いていない。物は試しに掘ってみるけど何も出てこない。じゃあ、あっちはどうだろうと掘ってみるけど出ない。こっちは?と思って掘ってみるけどやはり出ない。巻貝の貝殻発見!ちっとも嬉しくない。さて、どうする?諦めるのか、いや、それは予定に無い。
すべてを車に積み込み、前回の場所へ急行。いや、超特急。もとい、普通に走っていきました。
やはり満ち始めていました。前回もいろいろ予定が狂って3時間くらい干潮から遅れてしまって、今回も同じくらい遅れました。普段はダラダラしているけど、こういう時の人間の持っているポテンシャルっていうか行動力って、自分でも驚くほどに素晴らしいです。さっそく開始。満ち始めているものの、なんとか前回とは違う場所を模索。スコップを砂浜に浅い角度で入れてみると、すぐに懐かしい感触。そこには前回同様アサリが出るのでした。同じ場所だから少し遠くに歩いても出てくるものは同じですね。新品の熊手で砂浜をゴリゴリとやってみると、こちらもすぐにアサリがゴロゴロ。
アサリは一人50個まで。他にもピピという150個まで持ち帰れる2枚貝があるのですが、ここでは見つからず。掘り当てると海水が流れ込んで来るのを繰り返しているうちに50個見つけました。少し多めに掘り出して、大きいものから50個選んで終了。貝を洗ってクーラーボックスに入れ、少し海水も入れて、スコップと熊手、ウェーダーを持参した真水で洗い流して片づけ終わり。町に戻って買い物済ませて帰路につきました。
帰宅したのは夜の7時。アサリをよく洗って、海水くらいの塩水を作ったボールに移して砂を吐かせる準備も終了。翌日からいろいろな料理に登場してくれました。料理の写真は忘れました。
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